園長日誌      2013.9. 27 No.19

先週から続いた7日間のたてわり保育は、いつもと違う友だちと先生でお店屋さんごっこをして、子どもたちは楽しそうでした。
お店屋さんで買い物をする前日は、おさいふも作り、期待で胸がいっぱいだったことでしょう。
当日は、絵本袋に買った品物を入れ、大事にかかえている満3歳児組の男の子がいました。「ママにあげるんだよ!」と嬉しそうに話してくれました。
幼稚園の中では、毎日子どもたちの笑い声、泣き声、「袋くださ~い!」「○○くんが貸してくれない!」等、とてもにぎやかです。
男の子の間では、ふざけあっているうちに、次第に気分もエスカレートし、自分が何かのヒーローにでもなったような気になり、テレビ、ゲーム等で見た場面をマネして、相手をつきたおしたり、時にはけがをさせてしまったりします。
相手をいじめてやろうなどという気持ちではなく、相手の子が泣いている姿やケガをしたところを見て、ハッとするのです。
「そんなつもりじゃなかった」と。
大人は「口で言えば良いでしょ!」と思うでしょうが、自分の気持ちを言葉で表現することは、年長組でもむずかしい子どももいます。
その子の一面を見て乱暴な子と決めつけないで、今は、かくれているけれど、神さまが与えて下さった、その子にしかない素晴らしいところを私たちは見つけ、お母さん方に伝えていきたいと考えています。
(中野)

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