園長日誌  2012.9.13 No.16

 今週も、昼間は真夏ですが、朝晩は、少し秋を感じる日もありました。
 子どもたちを朝、門の前で待っている間、見上げる空は青く、赤とんぼが子どもたちに邪魔をされない高い所で雄々と飛び回っています。
 近くにいる子どもに「とんぼだね!」と言うと、「うん、あそこにもいるよ!」と指さしてながめていますが、ほんの瞬間の出来事でアッという間に、走って通り過ぎてしまいます。遊ぶのに忙しいのでしょう。
 本当に元気で、三輪車やスクーターを走らせている姿を見ているだけで、「子どもは元気が一番!」とつくづく思います。
 今日は年中で発熱した子どもが二人いて、早退しました。
 一人の女の子の目はいつもの元気がありませんでした。もう一人の男の子は時々泣いていました。熱が出て、つらいのでしょう。
 お母さんがお迎えに来てくださり、男の子は、すぐに「おんぶして!」。ベビーカーには、弟が乗っています。
 お母さんはベビーカーを押し、お兄ちゃんをおんぶして暑い中を帰って行きました。お母さんは、どんなに大変だったことでしょう。何だか申し訳ないような気がしました。
 その後姿に、幼い頃、父におんぶしてもらい、父の背中から聞こえる声をふと思い出し、なつかしさが広がりました。
 この男の子も大人になっても、きっと、お母さんのぬくもりを忘れないでしょう。
 お休みしている子どもたちも、月曜日には元気に幼稚園にもどって来てくれることを祈っています。            中野

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