園長日誌      2013.6.28 No.12

雨上がりの昨日の朝は、子どもたちが三輪車に乗って門の前で友だちを待っていましたが、「だんご虫がいた!」という誰かの声に三輪車からあわてて降りて集まって来ました。「かわいい~」「丸くなるよ!」と言ってだんご虫をビニール袋に入れて、大切そうに持っている子もいました。
砂場のおもちゃの丸いお皿を年中組の男の子がみつけてだんご虫を二匹いれました。
見ていた年中組の女の子が「お友だちだね!」と言ってのぞいていました。すると、そのだんご虫はお互い反対方向に進み出しぶつかりました。
「アッ、イタイ!いたいなあ~。ねぇ、ちょっとどいてよ~」と私がだんご虫の気持ちを代弁(?)していうと、女の子がケラケラ笑い出しました。だんご虫はお皿の中でクルクルと回って行くので、その女の子の笑いは止まりません。
登園で門を通ったお母さん方も、その楽しいそうな笑い声に思わず笑ってしまいました。
楽しい時はお腹の底から笑い、けんかをしてくやしい時は思い切り泣き、賑やかな幼稚園がスタートします。
この幼児期は、自分の思いや感情を十分に出し、次に自分の気持ちにおりあいをつけていくことを学んでいく時なのです。        (中野)

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