園長日誌    2012.12.7  No.26

 園庭のイチョウの葉も落ち、冬の寒さに向かっていく枝が、力強く伸びているように感じます。
 今月は二人の女の子が入園しました。園では以前から慣れるまで保育時間を短かくしたり、小食の子は、たくさん食べられるようになるまで、毎日お弁当にしたり、その子に合わせた保育を担任と話し合いながら進めています。
 子どもたち一人ひとり、皆違いますが、違いを認め合って、助け合ったり、刺激されながら、どんどん成長していく姿を目にします。
 先日も泣いている赤組の女の子に、そっと、ティシュをさし出して「いい匂いがするよ!」と言って渡していた子がいたそうです。
 早く帰る友だちに対しても「また明日来てね~」と何度も何度も大きな声で言いながら見送ったり、クツがうまくはけない子には、手伝ってあげたり…まだまだ小さな年少組なのに、どうしてこのようなやさしい気持ちが育つのでしょうか。
 思いやりややさしさは言葉だけで大人が教え込めるものではないと思います。
 決して過保護ではない、しっかりと叱ることのできる本当の愛をお父さん、お母さんからたっぷりもらって芽吹いていくように思います。
 私たち大人も, この子どものようなやさしい気持ちで人に接していきたいですね。(中野)

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