園長日誌 2012.6.22 No.10

 昨日の夕方、職員室のドアが開き、預かり保育担当の先生が年少組の男の子を抱っこして、とてもうれしそうに「三滴出たんです!」と言うと、年少組の担任もあわてて男の子にかけ寄り「良かったね~!がんばったんだね!」
 その場にいた私たちも皆拍手、拍手で、喜んだり、ほめたり…。
 男の子は抱っこされたまま、口を横に大きく開いて、ニヤ~!ちょっと恥ずかしそうで、でもちょっとうれしそうな表情でした。
 彼は、ずっとオムツをしていて、パンツに変えることを嫌がっていましたが、幼稚園ではパンツをはくようになり、先生たちは口々に「わぁ~すご~い!お兄ちゃんパンツになったんだね!」とほめるたびに彼はズボンを少しずらして、車の絵が付いたパンツを自慢そうに見せてくれていました。
 ところがどうしてもお家ではパンツをはかないそうで、お母さん、おばあちゃん、年少組の先生たちのチームプレーも良く、大成功となりましたが、園のトイレでは、残念なことに、おしっこは出ませんでした。
 先生たちも励ましたり、いろいろ工夫したそうですが、なかなか難しく、悩んでいたところに「三滴出た!」といううれしいニュースが飛び込んで来たのです。
 私は若い先生たちがまるで我が子の出来事のように心から喜んでいる様子を見て、子どもに愛情を注いでくれる先生たちと共に、この仕事が出来ることを幸せだなぁと感じました。 中野

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