園長日誌          2011.5.20  No.6

 今週は、7名のお姉さん先生が来ているので、園庭は一段と活気があります。子どもたちと一緒に走り回ったり、ブランコは何回もおしてくれたり・・・皆、お姉さん先生が大好きです。年中組の男の子でお姉さん先生に手紙を書いてうれしそうに渡していたそうです。担任が「先生のはないの?」と聞くと、「ないよ~」と言って笑っていたそうです。
 年中組のお母さんから食後に絵本だけでなく、以前のように粘土、お絵描きなどをやって欲しいというご意見をいただきました。食事の食べ終わる時間も個人差があり、早く食べ終えた子どもは、健康の面からも静かに自分の席で出来ることに限定しています。今年度は絵本を手にする機会を作っていきたいと考え、しばらくは絵本だけを見る約束としました。まだ字が読めなくても絵本は絵の美しさ、楽しさを味わうことも出来、感性を育てていくプラスになります。以前子どもたちと一緒に絵本を見ていた時に(読んではいません)「アッ、この魚ちがうよ!」と指をさした子がいて驚きました。よく見ると、小さい魚がたくさん集まっている中で一匹だけ、違う方向に泳いでいたのです。またある時は、お母さんに叱られて、泣いている子どもの絵が大きく描かれていて、その表情に大笑いしている子どもたちもいました。誰でもある叱られて大泣きした体験を思い出したのでしょう。絵本は読むだけでなく見ているだけでも楽しいのです。このお母さんは子どもから「ご飯を食べた後、つまらない」という話を聞いて質問をして下さり、私はとてもうれしかったです。子どもの言葉に耳を傾け、気になることはどんどん聞いて下さいネ。保護者の方と私たち保育者が互いに理解し合いながら、大切な子どもを育てていきましょう。                                                  (中野)

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