園長日誌                  2011.3.18 No.40

 明日は、年長組の子どもたちの卒園式を迎えます。31名の子どもたちには、いろいろな思い出が、たくさんあることでしょう。私も、子どもたちが入園した時のことを思い出します。本当に皆、大きくなったなぁとつくづく思います。年長組の運動会が終わった頃から、メキメキ伸びてきました。身体だけでなく、顔つきも変わり、話すことも、行動する事も・・・こんなに成長出来るなんて、うらやましいです。
 16日(水)は最後のお弁当でした。お弁当の中にお母さんからの手紙が入っていた男の子がいました。『たくさん食べてくれて、ありがとう。うまれて来てくれてありがとう』と書いてあったそうです。読んだ男の子は泣いてしまったと担任が話してくれました。担任も胸がいっぱいになってしまったと言っていました。子どもがいて当たり前じゃないんですね。このお母さんのように『うまれて来てくれて』と思えると、やさしい気持ちになって来ます。子どもがいること、健康なこと、毎日幼稚園に行っていること、家族がいること・・・当たり前のように思わず、お互い、感謝できるといいですね。
 ノミの話をご存知ですか。ノミをビンの中に入れガラスのフタをすると、初めは何とか出ようとして、飛び上がってフタに何回もぶつかり、そのうちガラスのフタを取ってしまっても、もうビンの外へ出ようとしないそうです。私たちも子どもたちの可能性に、フタをしていないでしょうか。我が子を信じて、明るくいきましょう!                                  (中野)

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