園長日誌      2013.11.29  No.28

昨日も朝から冷たく、子どもたちを出迎えてから職員室に戻ると年長組のお母さんから電話が入り、体操服を着させることを忘れた為、皆と違うことで、娘は泣いて、先生に迷惑をかけては申し訳ないという内容でした。
私は赤ちゃんが生まれ、今まで以上にがまんすることが増えたのでは…?と思ったので、少し大げさにお母さんがどんなに〇ちゃんのことを思っているか伝える良いチャンスととらえました。
「体操服でないので、〇ちゃんが悲しんでいると思うとかわいそうで…かわいそうで…。でも、赤ちゃんがいて、今出られないし、お父さんも仕事に行ってしまったし…」と話すと、近くにいた年長組の男の子が「幼稚園で借りればいいじゃん!」の一言に女の子も「そうだよ!△ちゃんも体操服でないし、私はスパッツを脱いで…エッ?パンツで体操?」男の子もニヤッとして「パンツ~!」と言って二人でケラケラ笑いだし、「そうだ!このスカート、キュロットだった!これで体操すれば良いんだ!」と笑いながら、また友だちと遊び始めました。
再び電話が鳴り、ご主人が体操服を持って園に向かっているとのこと。よ~し再び愛の確認を!と考え、またまた大げさにお父さんが届けて下さることを話すと「ふ~ん。パパはやさしいよ。ママにベランダに出された時も5分で入れてくれたもん!」「パパも〇ちゃんのこと大~好きなんだね。」と私が言うと、「そうだよ!だって私ひとり娘だも~ん」と言って走って行きました。
赤ちゃんのように毎日抱っこしてもらっていなくても、たっぷり両親に愛されていることを感じてくれたことと思います。
(中野)

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