園長日誌      2013.11.14  No.26

昨日、降園時間近くに、年少組のAくんがくつ箱の前で大泣きして座り込んでいました。
隣りには同じ組のBくんがふくれた顔でやはり座り込んでいました。
あまりにも大きな声でしたので私は傍に行き、同じように座り込んで「どうしたの?」と聞いても、涙が止まらず、とぎれとぎれの言葉を聞いていると、どうやら園庭から部屋に入る時に、二人とも走ってきたらしいのですが、他の友だちにBくんは「1番!1番!」と言っているのに、Aくんに対しては「Aくん2番!」と言ったらしいのです。
にらみ合っている二人の男の子の中に、年少組の女の子が入ってきて、そっと手を伸ばし、 自分の右手でAくんの手を握り、左手でBくんの手を握って「ごねんねしようね。」と落ち着いて、さとすように話しているのです。
しばらくしてBくんは「ごめんネ~!!」と少々ヤケクソ気味(?)に大きく吐き出すように言ったのです。そして、男の子二人は上ぐつに変えると待っていてくれた先ほどの女の子と三人手をつないで部屋に入って行きました。
保育後、担任にその様子を伝えると「仲が良くてよく一緒に遊んでいるんですよ。でも、けんかも良くしてます。」と笑いながら話してくれました。
子どもたちはけんかをくり返し、次第にお互いを理解し、一緒に遊ぶ楽しさを味わっていくのですね。
私が驚いたのは、間に入った女の子のことです。
子ども同士で解決しようとする姿に成長を感じました。 (中野)

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