園長日誌  2013.2.1  No.32

 今日から2月が始まりました。
 昨日は年長組の女の子から「園長先生!卒園式の時、泣いちゃう?」と聞かれ改めて年長組の子どもたちと別れの日が近づいていることを感じ、淋しい気持ちになりました。
 「卒園証書がぬれちゃうといけないから、泣くのをがまんしているよ。」と答えると「がまんしなくていいよ。泣いていいんだよ。」とのやさしい言葉につらくなって来ました。
 先日、預かり保育のおやつを作っていると、台所の入口に立って年中組の男の子があ「何?作っているの?」と聞きに来ました。「ホットケーキだけど、ちょっと焦げちゃって…」と言って焦げの部分を取り除いて、ほんの少し渡すと男の子は早速口に入れて「なかなか いいよ!」と言って親指を上に向けました。
 となりにいた男の子も試食し、「内緒だよ!」と言うと5分も経たないうちに二人の子どもが集まり「僕も焦げたホットケーキ食べれるよ~」と笑顔で話してくれました。
 大人の小指の半分ほどですが、年中組だけ年少組さんに見つからないようにお皿の上にフキンをかけてホットケーキを部屋に運んでいました。その二日後はポップコーンです。小さな一粒ですが皆で食べました。年長組の女の子からは「ポップコーン、ありがとう!私のはミッキー型だったよ!」と話してくれました。そのように想像して食べるなんて、子どもは、大人より楽しみ方を知っているのかなぁと感心しました。             (中野)

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