園長日誌  2012.5.25 No.6

 今週もお天気に恵まれて、園庭で遊ぶ子どもたちの姿も一段と活発になってきました。
 年中組の男の子たちの中には朝から「工事が始まります!ここは通れませ~ん!」と言いながら、荷車にたくさんの砂場のおもちゃやシャベルを積んで工事の場所が決まると、水をせっせと運んで来て、シャベルで何回も掘り始めます。そのうち、服もクツも、ドロだらけで、ぐっしょりぬれてしまいますが、この暑さでは返って気持ちが良いようで心から楽しんでいます。
 自分の気持ちを出し切って、友だちと一緒になって遊びに夢中になっている姿は、子どもらしく、いきいきしていて、「もう終わりにしたら?」などとは言えません。
 「お始まり」のチャイムが鳴る頃はベタベタ状態で、玄関のところで先生に手伝ってもらって着替えをしていますが、満ち足りた表情が、その遊びの楽しさを物語っています。
 あと20年ぐらいしたら「あの頃のお父さんはよく泥んこで遊んで、本当に楽しかったよ!」と、子どもと笑いながら話しているかもしれませんね。
 登園時の子どもの表情もいろいろです。あいさつの握手より、何とか、私のところをすりぬけて、一目散に部屋まで、走っていく子どもや、手のひらをグーにしてあいさつする子どもの手の中には、だんご虫がいたり、小石がたくさんつまっていたり・・・大人になって忘れてしまった楽しむ心が、子どもにはいっぱいあるような気がします。
 仲良く遊んでいると思ったら「叩いた!」「叩かない!」「ひっかいた!」「噛んだ!」「入れてくれない!」「貸してくれない!」「バカ!」「バカって言ったら自分がバカだ!」子どもたちは今を力強く生きています。
 ちょっと心が疲れたお父さん、お母さんは朝の幼稚園にいつでもおいで下さい。
 子どもたちは、大歓迎ですよ!                                 中野

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