光る泥だんご

080625

年長児が集まって、光る泥だんご作りに挑戦していました。

園庭に穴を掘り、土を両手で根気よく丸めて作ります。時々、真っ黒になった両手をお友だちに見せて大笑いしています。

降園時間近くになっても園庭にいて帰ってこない年長男児が一人いました。理由を聞くと、泥だんごを同じクラスの男児に壊されたと言って、悔しくて地面や遊具を足で力いっぱい蹴っていました。

年長女児も二人来て、訳を聞き、

「悔しいよねー。」
「○○くん(壊した男児)、ごめんねって言った?」
「うん、言ったよ。」(男児) 
「でも、悔しいよね。私も壊された時あったもん。」
「今日私、なでしこ(預かり保育クラス名)だから、一緒に作ろう!」
「私も、なでしこだよ!」
「ぼくもだよ!」
男児の顔は見る見る笑顔に変わってゆき、三人は走って、教室へ向かっていきました。
子どもに寄り添う、子どもの想いをくみ取る等と保育の本に載っていますが、この二人の女の子の気持ちこそが、まさにその通りで素晴らしいと思いました。
子どもは子どもの中で成長します。そして、私たち保育者も、子どもによって成長させてもらっているのです。

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