‘園長日誌’ カテゴリーのアーカイブ

園長日誌      2014.1.10  No.32

2014年1月10日 金曜日

いよいよ3学期がスタートしました。
久しぶりに会う子どもたちは少し大きくなったような気がしましたし、子どもたちの笑顔を見ていると、やっぱり、この子どもたちと一緒に過ごせることは幸せなことなのだと痛感しました。
先日、道で高校時代の友だちに会った時、「あなたって、高校1年の時から幼稚園の先生になりたい!なりたい!って言ってたよね~」と言われ、そのようなことを口に出して言ってたんだとなつかしく思いました。 ですから、朝、門の前で子どもたちを待っている時も寒さより、好きな仕事をさせてもらっていることに、ありがたく思えるのです。
今朝もとても寒く、園庭の水たまりには氷が張っていました。早速子どもたちが集まり、大さわぎになりました。
「冷た~い!」と言いながら、スコップで氷を割って、ビニール袋に集めたり、砂場のお皿に細かくなった氷をたくさん入れている年中組の女の子たちもいました。
子どもたちは本当によく遊んでいます。子どもたちの元気を分けてもらいたいくらいです。
お母さん方もどうぞ無理をされず、お子さんが幼稚園へ出かけた後は、ゆっくりして、体を休めて欲しいと思っています。
子どもたちもお母さん方も元気が一番です。
(中野)

園長日誌      2013.12.20  No.31

2013年12月20日 金曜日

運動会、いもほり遠足、音楽会等の行事も終わり、あっという間に二学期の終業式を迎えることとなりました。
一人ひとりの子どもたちの成長をお母さん方と一緒に喜ぶことが出来て幸せに思っています。叱ったり、ほめたり、このような指導でよかったのだろうかと迷ったり…若い先生方に助けられた日々でした。
私たちは集団生活の中の子どもの様子はわかりますが、その子どもがお家でどのように過ごしているのかはわかりません。
もっと園での様子も伝えさせていただき、家庭の様子も伺い、その子どもに合った言葉がけや指導に努めたいと考えています。
まだ子育ての経験のない若い先生たちですが、普段も研修に出かけ勉強をしているプロですので、信頼をして相談をして下さい。
皆さんは親心でついついがんばりすぎていませんか。冬休みは少し、お母さん方ものんびりして欲しいと思いますが、無理ですかね?
あるお母さんは、洗濯物をしまう時も「競争だよ!」と言って遊び感覚でお手伝いをさせているそうです。
「お皿を〇枚出してネ!」も数の勉強になります。
子どもたちは喜んでお手伝いをしてくれることでしょう。
大好きなお母さんにほめられることが一番うれしいことなのですよネ。
どうぞ、よいお年をお迎え下さい。 (中野)

園長日誌      2013.12.13  No.30

2013年12月13日 金曜日

11日(水)、年長組は名古屋柳城短期大学に出かけ、トーンチャイムの演奏と讃美歌をうたいました。
子どもたちに終わってから感想を聞くと、「ドキドキした」「声が出なくなった」「お姉さん先生たちの声、きれいだった!」と言っていました。
大きなマタイ教会の礼拝堂で、たくさんの学生、大学の先生方に見られて、普段元気いっぱいの子どもたちも緊張したようでした。
ありがたいと感じたことは、一緒に地下鉄に乗って、子どもたちを見守り、注意をして下さったお母さん方です。
中には小さい子をおんぶして参加して下さり、階段の多い地下鉄や子どもたちの早さに合わせて歩いて下さり、どんなに疲れたことかと思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
自分の子どもだけでなく、他の子どもを注意しながらの姿に、園という集団生活の中で保育者だけがかんばるのではなく保護者の方に助けていただき、家庭では見ることのできない集団での子どもの様子を知っていただき、子どもをまん中に置いて、共に一人ひとりの子どもの良い成長を願い、日々努めていきたいと強く思いました。
昨日のクリスマス会では、サンタさんの登場に子どもたちの心からの笑顔に私たちまでうれしくなりました。
子どもらしい子ども!この子どもたちに会わせて下さった神さまに感謝です!     (中野)

園長日誌      2013.12.6  No.29

2013年12月6日 金曜日

最近、時々、年長組の男の子たちとマルコ教会礼拝堂で私も一緒に祈っています。
初めての日は、いつも元気な男の子たちが少し緊張ぎみで静かでした。
私が子どもたちに「ま~るくなって座ってね」と言うと、十字架を背にして座った子どもが4、5名「違うよ!」と言って十字架を前にして手を組み、いつも祈っている『主の祈り』をしようとしていて、私はハッとさせられました。
自分の信仰はどうなのか恥ずかしい気持ちになりました。口先だけの信仰でなかっただろうか。『私は私の前に主をおいた』という聖書のことばを知っているだけで…と、いろいろなことに気付かされました。
お休みしている司祭のことを祈ることを忘れていた私に、お友だちにチョッカイを出すことのある子が「ついでに先生のこともお祈りしようよ!」と言い出したのは驚きでもあり、「ついでに」ということばにおかしくて、そして、その子の心もこもったことばにうれしくもなりました。
ふざけている友だちのことを祈ったりする姿も見られるようになってきました。
相手を責めるのではなく仲間として一緒にやっていこうとするやさしい思いやりのあることばでした。
育てているつもりが結局は子どもたちに育てられている自分でした。
(中野)

園長日誌      2013.11.29  No.28

2013年11月29日 金曜日

昨日も朝から冷たく、子どもたちを出迎えてから職員室に戻ると年長組のお母さんから電話が入り、体操服を着させることを忘れた為、皆と違うことで、娘は泣いて、先生に迷惑をかけては申し訳ないという内容でした。
私は赤ちゃんが生まれ、今まで以上にがまんすることが増えたのでは…?と思ったので、少し大げさにお母さんがどんなに〇ちゃんのことを思っているか伝える良いチャンスととらえました。
「体操服でないので、〇ちゃんが悲しんでいると思うとかわいそうで…かわいそうで…。でも、赤ちゃんがいて、今出られないし、お父さんも仕事に行ってしまったし…」と話すと、近くにいた年長組の男の子が「幼稚園で借りればいいじゃん!」の一言に女の子も「そうだよ!△ちゃんも体操服でないし、私はスパッツを脱いで…エッ?パンツで体操?」男の子もニヤッとして「パンツ~!」と言って二人でケラケラ笑いだし、「そうだ!このスカート、キュロットだった!これで体操すれば良いんだ!」と笑いながら、また友だちと遊び始めました。
再び電話が鳴り、ご主人が体操服を持って園に向かっているとのこと。よ~し再び愛の確認を!と考え、またまた大げさにお父さんが届けて下さることを話すと「ふ~ん。パパはやさしいよ。ママにベランダに出された時も5分で入れてくれたもん!」「パパも〇ちゃんのこと大~好きなんだね。」と私が言うと、「そうだよ!だって私ひとり娘だも~ん」と言って走って行きました。
赤ちゃんのように毎日抱っこしてもらっていなくても、たっぷり両親に愛されていることを感じてくれたことと思います。
(中野)

園長日誌      2013.11.14  No.26

2013年11月15日 金曜日

昨日、降園時間近くに、年少組のAくんがくつ箱の前で大泣きして座り込んでいました。
隣りには同じ組のBくんがふくれた顔でやはり座り込んでいました。
あまりにも大きな声でしたので私は傍に行き、同じように座り込んで「どうしたの?」と聞いても、涙が止まらず、とぎれとぎれの言葉を聞いていると、どうやら園庭から部屋に入る時に、二人とも走ってきたらしいのですが、他の友だちにBくんは「1番!1番!」と言っているのに、Aくんに対しては「Aくん2番!」と言ったらしいのです。
にらみ合っている二人の男の子の中に、年少組の女の子が入ってきて、そっと手を伸ばし、 自分の右手でAくんの手を握り、左手でBくんの手を握って「ごねんねしようね。」と落ち着いて、さとすように話しているのです。
しばらくしてBくんは「ごめんネ~!!」と少々ヤケクソ気味(?)に大きく吐き出すように言ったのです。そして、男の子二人は上ぐつに変えると待っていてくれた先ほどの女の子と三人手をつないで部屋に入って行きました。
保育後、担任にその様子を伝えると「仲が良くてよく一緒に遊んでいるんですよ。でも、けんかも良くしてます。」と笑いながら話してくれました。
子どもたちはけんかをくり返し、次第にお互いを理解し、一緒に遊ぶ楽しさを味わっていくのですね。
私が驚いたのは、間に入った女の子のことです。
子ども同士で解決しようとする姿に成長を感じました。 (中野)

園長日誌      2013.11.8  No.25

2013年11月9日 土曜日

5日(火)は気持ちの良いお天気に恵まれ、いもほり遠足に出かけることが出来ました。
父母の会の幹事さんにお手伝いをいただきまして、ありがとうございました。
園では先週から各クラスで遠足ごっこをして、子どもたちが楽しみに待つ気持ちを大切にしてきました。
私たちは、毎週、指導計画を作成し、環境構成、準備、予想される子どもの活動、配慮事項、留意点、評価、反省を記入していますが、年中組の担任が記入した文は『ダンボールをバスに見たてて、遠足ごっこを行いました。床にビニールテープをひいてあるだけで朝の子どもたちの目の輝きが見て分かり、「何するの?」と興味津々な様子でした。新鮮味ある環境作りや、活動を取り入れて、子どもたちがワクワクするような保育が出来る先生になりたいです。』でした。
計画の上に子どもを乗せるのではなく日々の子どもたちの様子に合せて、計画を変えていく柔軟性や子どものことを第一に考えた 保育を学んでいって欲しいと思っています。
昨日の父母会の幹事会では、始業式、終業式については礼拝もありますので、前から順にお母さん方に座っていただくこと、来年の幹事さんを決める時は、皆さんに集まっていただいて、公平に決めること等を再確認しました。
お母さん方も、疑問に思われることがありましたら、是非、園の方へお聞き下さい。
(中野)

園長日誌      2013.10.31 No.24

2013年10月31日 木曜日

27日(日)のバザーは幹事会の皆さんを中心に、たくさんのお母さんが方にご協力いただきまして、ありがとうございました。
先日、年中組の給食時に子どもたちのコップにお茶を入れていると、「ありがとうございました!」「ありがとう!」という言葉をかけてくれます。
「どういたしまして」と答えるのですが、何とも気持ちの良いものです。
一人の男の子が言葉だけでなく、頭も下げたのです。 本当のあいさつを教えてもらったようで、ハッとしました。
年中組の別の男の子ですが、登園時に朝のあいさつをする時に、その子のお父さんは必ず子どもの頭に手を置いて、頭を下げてあいさつすることを毎朝しています。若いお父さんなのに、感心しています。
私はつい、子どもの左手を握って、握手をしてしまったり… 気を付けなくてはと思っています。
昨日は年長組の女の子がいつもより早く登園して来ましたので、「年長組の女の子で一番だね。がんばったね!」と言うと、ニッコリして、その後の遊びも友だちと走ったり、とても活発でした。
お母さん方も朝は忙しいことと思いますが、いつもより少し早く家を出発してみて下さい。片付けは後回しにして!
木の多い園庭で良い空気を吸って遊ぶことで、風邪防止策にもなりますよ。
(中野)

園長日誌      2013.10.24  No.23

2013年10月24日 木曜日

21日は、秋晴れの気持ちの良いお天気に恵まれて、延期になった運動会を行なうことが出来ました。
子どもたちが行ういろいろな種目をみていると胸がいっぱいになってきます。
今月から入園した子どももいる満三歳児の小さな子どもたちの「たけのこ体操」はかわいらしく、皆に見られている恥ずかしさもあって、あまり体を動かさなかった男の子がかけっこは一番となり、その時に「ニカッ!」とした笑顔は「こんなもんさ!」とでも言いたいような得意そうな表情でした。
年少組の「椅子体操」も、なかなかエンジンのかからない子どももいて、「近くに行って言葉をかけた方が良いのか迷いましたが、途中から自分でやり出してうれしかったです!」 と担任が反省会の時にうれしそうに話していました。
年中組の「バルーン」も「花火のところであんなに高く上手に出来たのは初めてで、びっくりしました!」との体操の先生の話に担任も大きくうなずき、二人ともやや興奮ぎみ(?)でした。
年長組の組体操は感動しました。子どもたちはもちろんですが、担任が子どもを見つめている後姿に「がんばって指導したね。先生はもう大丈夫!」と声をかけたくなりました。
7年前の今ごろ、短大の前で「柳城幼稚園に就職が決まりました。よろしくお願いします!」と元気に声をかけてくれたあの時のことが鮮明によみがえりました。
(中野)

園長日誌      2013.10.18  No.22

2013年10月18日 金曜日

昨日は、たくさんのお母さん方に公園のおそうじのご協力をいただきまして、ありがとうございました。また、帰りの荷物運びも助けていただきまして有難かったです。
正直言いまして、初めから通しての練習はこれで最後と思うと、私の方も力が入ってしまいました。
なかなか並べない子どもへは「〇〇組さんの方がずっと上手だね!」 ・・・これって、 他のお子さんと比べないようにとお母さん方に私は話しているのに、こんなことを子どもに言って良いのかな?・・・
「やりたくない人は、他の友だちの迷惑ですから、幼稚園に帰って下さい!」・・・これって、おどし文句 ? こんなこと言って本当に良い保育なのかな?等々、いろいろ考えてしまいました。
明日は親子競技もあります。
子どもたちにとっても、保護者の皆さまにとりましても、楽しい運動会になることを 願っています。
運動会の楽しかった思い出を心の糧にして成長していって欲しいと思っています。
今回はカメラの三脚使用を禁止していませんが、そのために他の保護者の方が困るようなことのないよう配慮して下さい。 子どもは大人の後姿を見て、育っていきます。
朝は、だいぶ冷えてきましたので、風邪などひかないように祈っています。
(中野)